こないだのイベント
東京大学地震研究所アウトリーチ推進室助教による地震研の日々レポ
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引っ越しました
地震研の大地くん』なるサイトに引っ越しました.今さらですみません.今後ともよろしくお願いします.
【2010/12/22 23:58】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) |
「こないだのイベント」
駿河湾の地震については,終息という見解が予知連から発表されました.
余震活動も順調に減少していて,良かったです.

地震が起きると地震への関心が高まるのですが,地震への備えは,地震が起きていないときにしかできません.ぜひ皆様,次の地震への備えを!関心が薄れる前に,ぜひ!
備えって言ったって何を,とおっしゃったあなた.
たとえば今年は地域の避難訓練に参加してみてはいかがでしょう.


前回の記事のタイトルについて,suikyoさんのブログ 「けやきのき」でお話いただいていたようです.私もコメントさせていただきました.

タイトルのお話がでたので,ブログそのもののタイトル「こないだのイベント」について.
前回書いたように,イベントというのは「地震」や「火山活動」を含める,地球科学的な出来事のことです.私が研究していたのは地震そのものではなく,沈み込んだ海洋プレートのゆくえだったのですが,そこでも「イベント」という言葉が出てきます.
日本の下に沈み込んで行った太平洋プレート,その後どうなると思います???

沈み込んだ海洋プレートを「スラブ」と言います.
実はそのまま地球の中心へずんずん沈み込んでゆくのではなく,日本や中国の下で滞ります.たまっているわけです.

そのたまったのが,ある時ちぎれて落ちる,そういうことも明らかになりつつあります.現に北米の下では,かつて沈み込んだ海洋プレートが地表とは繋がっておらず,地球深部へ落ち込んで行っています.

指導教官と話していたときのことです.大学院に入ったばかりのころでした.
「大木さん,こないだのイベントね」とわが師匠.
大木: 「あ,新入生歓迎会のことですか?」
師匠: 「いやいやいや,もっと前」
大木: 「送別会ですか.失礼しました」
師匠: 「いや,前回のスラブがちぎれて落ちたときね」

500万年前の話でした.ハイ.こないだ,って...
まぁ,地質学的なスケールでは十分に「こないだ」です.
いずれにしても,このような地球科学的な出来事も「イベント」になります.

最近,コミュニケーション学をアメリカでおさめた方の本を読んでいます.専門用語の便利さと不便さとで1章さいてらっしゃり,なるほど,と思いました.
キャッチーであること,被災者がいること,専門用語が入ること,ブログらしい気軽さをつぶさないこと,いろいろ考えて続けてゆきたいと思います.
【2009/08/22 22:17】 | 未分類 | トラックバック(1) | コメント(2) |
最近のイベント
東海沖南方の地震,駿河湾の地震,と大きな地震が続きました.
被害にあった方々や地域のご回復と復興を心からお祈り申し上げます.

地震研ではこれらの地震を調べるための機動活動や,様々なメディアへの対応が朝から行われた一日でした.ウェブでも情報を随時更新しています.ぜひご覧ください.
2009年8月9日 東海道南方沖の地震
2009年8月11日 駿河湾の地震

このブログのタイトルもそうなのですが,我々は地震や火山噴火などの活動を「イベント」と呼びます.これは,いわゆる専門用語のようなもので,れっきとした英訳です.


今日つくづく,日頃できることはやっておけば良かった,と思いました.
家庭での防災対策もそうですし,こういった災害に対応する職務としても反省したことや後悔したことがいろいろありました.
でもこうして,東海地震との直接的な関係性はないと発表されて,報道対応もひと段落して,・・・すると,「ま,今日はおしまいで.反省点の改善はまた今度,時間のある時に...」とか思っているのです! なんてこった!

みなさま,今日,揺れのさなかでドキッとしたこと,ヒヤッとしたこと,後悔したこと,ぜひ書きとめておいてください.ちなみに私は,
1.家族や親族への,地震直後の適切なアドバイス.
2.落ち着いてゆっくり話し,行動すること.動揺しないこと.
3.携帯のデータを移すこと!(最近機種変更しました.ハイ.)
4.災害発生時の情報発信に役立つプログラムや図をそろえておくこと.
5.机の上を片付けておくこと...
でした.

きっと震度5や6だったら,全く違うことを考えたと思います.
そういうものを想像して書き出してみることは,近い将来のあなたの絶体絶命を救うかも知れません.
【2009/08/11 21:40】 | 未分類 | トラックバック(2) | コメント(2) |
地震計に記録を残そう
昨年度から、板橋区の高島第一小学校をモデル校として、地震防災教育をさせて頂いています。
来るべき首都直下地震に備える研究の一環として、高一小には地震計を設置させていただいているのですが、この地震計を使って、小学生に地震の授業ができないか、ということで始められました。

今日は6年生に地震のエネルギーを知ってもらう授業をしてきました。
6年生のジャンプが作るエネルギーと実際の地震のエネルギーとを波形の大きさから感じる、というもの。
自分たちのジャンプにあわせてリアルタイムで表示される地震波形に、子供たちはとてもいい表情を見せてくれました。
下記からごらんください↓(日テレNEWS24)


地震のことを知って、たとえば家族に話したり、お友達と話したりして、少しでも知識が広がるといいな、と思います。
この子達の中から、いつか誰かが地震学者に...ということだけではなくて、被害地震に関心を持つことや自然災害と共に生きるということを感じたり考えたりすることのきっかけになれば、とても嬉しいです。
【2009/07/07 23:34】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4) |
東大本部新規採用職員研修発表会
高校生の頃は、大学には大学生と教授がいるのだろう、と思っていました。
・・・単純すぎ。(- -;)

大学にいるだけでもいろいろな人に出会えます。
今回はまた面白い出会いがありました。東大本部の新任の方々が研修の一環として地震研訪問というのをされたのです。学内の教員を一人選んで、自由に発表するとのこと。
地震研究所の所長を選んでくださいました。

↓所長室でのインタビュー。
200905_UTadmin.jpg

今日がその発表会だったのですが、地震学のこと、地震研のことをとてもよくまとめてくださっていました。
どうもありがとう!
メリハリがあって、とてもいいプレゼンだったと思います。


「一流の研究を支える一流の職員になりたい」という言葉に、一流の職員に支えられているのだから一流の研究をしていかなくては、と思いました。
一流の職員の方々に支えられていることに感謝をする心が、研究者の側にも必要です。



・・・と、偉そうなことを言いつつ、〆切をすぎた書類をちまちまと書くのでした。
あぁ、ごめんなさい。またしても事務の方にご迷惑をかけた一日なのでした...。
【2009/06/18 20:00】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(8) |
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東大地震研アウトリーチ推進室助教による地震研レポ。濃い人々との濃い毎日の記録。

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